Tax My Life

20代の市役所職員が税理士試験や税金について情報発信します。

向上心のある人は公務員になるべきではないという話

公務員試験の勉強をして、倍率の高い試験を通り、やっと4月から憧れの公務員として働くことができる! 

というやる気のみなぎっている大学生の方は特に注意が必要です。 

向上心のある人、自分自身の成長を常に実感していたい人は、公務員に向いていないかもしれません。 

私もかってはやる気のある若手職員だったわけですが、いろいろな現実を見るうちにだんだんとやる気を失っていきました。 

その理由についてお話したいと思います。 

やる気がなくなる理由 

 

 

やってもやらなくても給料が同じ 

 

公務員は年功序列で給与支給額が決まっていて、どれだけ頑張ってもほとんど給与は変わりません。 

最近は人事評価などでわずかながら給与に反映させる自治体も増えてきたものの、微々たるものです。 

頑張っても給与が変わらないどころか、なにもしない年配職員の2倍働いたとしても、若手職員の給与はその人の半分もないような状況です。 

 

仕事がつまらない 

 

公務員の仕事は基本的には、利益が薄くて誰もやりたがらない仕事が多いです。 

上下水道や道路の整備、税金の徴収なんかもそれにあたると思います。 

こういった仕事は毎日が単純な仕事の繰り返しになってしまい、配属当初は何もわからない新人なので一生懸命取り組むのですが、ある程度慣れてきたときが、「つまらない」と感じやすいと思います。 

上司の意志決定ひとつで全て決まってしまう 

公務員は、なにかの意思決定をするときは、決裁といわれる稟議書を作成して上司のハンコをもらわなければなりません。 

たとえば、自分の上司が5人いたとすれば、 4人がO Kを出してもたった一人がダメだと言えば却下されてしまうのです。 

明らかに効率の良いやり方を提案したところで、上司がハンコを押さなければそれは実現しないし、それが上司の気分次第で決まってしまうこともよくあるので理不尽極まりないことがよくあります。 

 

勉強をする習慣がない 

 

公務員は仕事の時間以外に勉強する人はほとんどいません。(少なくとも私の周りでは) 公務員は、法律に則って業務を遂行することが使命であり、業務で法律を扱う以上は、少なくともそこの部分の勉強はすべきだと思うのですが、法律よりも慣習を優先する空気があり、実際に法律上間違った運用をしていることが多々あります。 

そのため、1 0年以上いる職員でも入って2 ~ 3年の若手のほうが詳しいなんてこともよくあります。 

 

社会の底辺と関わらなければいけない 

 

言い方は少しきついですが、これは公務員になるうえで避けては通れない真実です。 

普段、普通に生活していたら絶対に関わることのない人たちと接しなければなりません。 

私自身、何度も経験はありますが、こういった社会的に地位が低い人達は、相手の立場が自分より下だと思うと、どんな理不尽なことでも平気で言ってきます。 

私は、税金を徴収する部署に現在もいますが、仕事で関わるのは税金を滞納するリテラシーの低い人達、総じて低所得者です。 

話の通じない人との会話は、想像を絶するほどのストレスがあります。 

全員が話の通じない人ではありませんが、公務員として仕事をしていたら、いっかはそういった人たちと正面から向き合わなければなりません。 

類は友を呼ぶというか、公務員になろうと思う人は、良い育ちの人が多く、今までの人生で社会的弱者と関わった経験がほとんどないと思います。 

それがいきなり公務員として働くわけですから、税や福祉の関係の部署に配属された新人は、他の部署に比べてメンタルを病んでしまい、休職している人が多いように感じます。 

 

逆に言うとやる気のない人にとっては天国 

 

そんな体質の公務員なんですが、逆に考えると次のような人にとっては天国かもしれません。 

・仕事にやりがいはいらない 

・仕事はお金をもらうためと完全に割り切ることができる 

・もう勉強したくない 

・上の年代の人とも仲良くできる 

・仕事よりも趣味に時間を使いたい 

生活するために仕事をしていると完全に割り切れる人は最強ですね。 

私は、いくら安定していて、楽な仕事でもつまらないと感じる仕事は苦痛でしかありませんでした。 

 

合わないと思ったら早めに手を打とう 

 

以上の記事を読んで、「そんなのわかってる!」という人は多いと思います。 

ただ、頭では理解していても、実際に働いてみてから、どうしても我慢できないという部分は必ず出てきます。 

私自身も、市役所に入庁する前は、いろんな情報を集めてある程度の覚悟をしてから働き出したのですが、実際に働いてみないとわからないこともあるんだなと何度も感じました。 

そこで、合わないと感じたら、若いうちにすぐに次の一手を打つべきです。 

公務員を辞めても生きていけるだけの資格やスキルを在職中に身に着けてください。 

公務員の良いところは、自分の時間が取れること。その時間を活用して予防線としての資格やスキルの取得を目指すべきです。 

理想を言えば、合わないと感じた時にすぐ辞められるように 日ごろから勉強を続けていくのがいいと思っています。